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あなたにも咲かせられる!
プロが教える洋らんの育て方!
Dendrobium (Phalaenopsis Type)
デンドロビューム(デンファレタイプ)
講師:長坂洋らん園 長坂徳江
どんな植物?
デンドロビューム(ファレノプシス タイプ)は、熱帯アジアからオーストラリアにかけて広く分布する比較的高温性の洋蘭です。
茎(バルブ)の頂部付近から花茎が伸び、アーチ状に花が咲きます。花はミニタイプから大輪系まであり、花色にも富んでいます。
バルブの高さ10㎝位から1m位まで様々です。基本的には秋咲で、通称デンファレとも呼ばれています。
置き場所
春から秋は戸外で風通しの良い場所に置きましょう。比較的高温性なので、冬の間は室内の日光の良く当る暖かい場所に置きましょう。
日あたり
年間を通し明るい光を好みます。室内から戸外に出すときに葉焼けなどがおこらないように注意しましょう。真夏の強い日射は40%~50%遮光をします。冬はガラス越しの直射で大丈夫です。
水の与え方
初夏から夏には晴天日は毎日水を与えて下さい。春と秋は3~5日に1回、鉢土の表面が乾いたら水を与えて下さい。冬は5~7日に1回、良く乾いてから与えて下さい。冬の水の与えすぎは根を傷めます。
肥料
6月から9月の間、新芽が伸びる時期に置き肥又は液肥を与えて下さい。開花中の株や冬の間には与えません。
病害虫
病気には比較的強いランです。梅雨時とか秋の長雨時の多湿には注意しましょう。害虫では葉ダニの発生があります。室内での乾燥時期に発生します。ナメクジが新芽や根を食害します。特に戸外で鉢を置く場所が多湿にならないように注意しましょう。
ワンポイント
花を咲かせるには年間を通し日光を良く当て、通風をはかり強く丈夫な株を作りましょう。比較的高温性の洋蘭なので冬の管理には保温につとめ、水を与えすぎないようにしましょう。冬の温度と水の与え方の関係は、条件によって違いがあるので詳しくはJOGA加盟の洋蘭園で聞いてみましょう。
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