​JOGA審査規定

このメダル審査は、アメリカやイギリスで行われていたものを礎としながら、日本的な要素や美的感覚を加味したものに改訂を加え現在に至っており、世界で認められている審査です。具体的には充分に開花した花に対し、種や交配親の特性を加味しながら絶対的な大きさ・カタチ・色彩・花弁の質・花の数などの要素点を積み上げて評価しています。

 

10.JOGA審査規定

日本洋蘭農業協同組合(JOGA)審査規定     (2017.10.24改訂 : 2018.4.1施行)  

第1条(目的)

 この規定は日本洋蘭農業協同組合(JOGA)(以下『組合』という)の洋蘭審査基準を確立し、これを全国に普及し国内の審査基準を統一するとともに、国際的に権威あるものに発展させることを目的とする。

第2条(審査員)

 1.審査のため審査員を次の5つのクラスに分類し、各々若干名を置く。

 (1)研修審査員

 (2)準審査員

 (3)正審査員

 (4)シニア審査員

 (5)名誉審査員

 2.審査員の委嘱と任期

 (1)研修審査員

本組合の組合員であれば、研修審査員の申請をすることができる。申込みに際しては、研修審査員申込用紙に必要事項を記入して審査委員長に提出する。審査委員長は、その都度審査委員会の承認を得て任命し、これを理事会に報告する。研修審査員の研修期間は連続した3年以上とし、4月からの1年間を研修期間と計算する。5月以降に申請のあった場合は研修審査員の資格は取得できるが、連続した3年以上の計算には翌年の4月を起算日とする。

 (2)準審査員

   研修審査員として連続した3年以上の研修期間を経過した者の中から、審査委員会が推薦し、理事会の承認を得て、組合長が委嘱する。準審査員の認定は年1回、新年度開始の最初の理事会で承認される。任期は1年とし、再任を妨げない。

 (3)正審査員

   準審査員として連続した3年以上の経験を積んだ者の中から、審査委員会が推薦し、理事会の承認を得て、組合長が委嘱する。正審査員の任期は1年とし、再任を妨げない。

 (4)シニア審査員

   正審査員として25年以上の経験を積んだ者の中から、本人から申し出のあった者に対し審査委員会の承認を得て任命し、のちに理事会に報告する。任期はとくに制限なく、本組合の組合員である限り永久にその地位を保証される。

 (5)名誉審査員

   本組合の審査員として長年にわたり組合発展のために特に貢献した者に対し、組合長はその労に報いるために名誉審査員に推薦することができ、理事会でこれを承認し認定する。任期は特に制限なく、本組合の組合員である限り、永久にその地位を保証される。

 3.審査員の任務

 (1)研修審査員

   研修審査員は積極的に審査会に出席して、審査に対する研修と経験を積まなければならない。又、審査会及び審査員の活動を補助するとともに、常に意欲的に審査に対する全般的な知識の向上をはからなければならない。研修審査員は1年に少なくとも8回以上の審査会に出席し、かつ10ポイント以上を取得して、審査に対する全般的な研修と経験を積まなければならない。この規定を満たさなかった場合は準審査員に推薦されない。

 (2)準審査員

   準審査員は積極的に審査会に出席して、審査に対する研修と経験を積み、審査員の活動を補助しなければならない。準審査員は1年間に少なくとも6回以上の審査会に出席し、かつ8ポイント以上を取得して審査を行わなければならない。この規定を満たさなかった場合は正審査員に推薦されない。

 (3)正審査員

   正審査員は本組合審査の目的を良く理解し、審査活動並びに知識の向上に努め、広く蘭界のために奉仕しなければならない。正審査員は1年間に少なくとも4回以上の審査会に出席し、かつ6ポイント以上を取得して審査を行わなければならない、この規定を満たさなかった場合は正審査員に再任される資格を失う。

   出席回数が1回のみ不足の場合はレポートの提出により補填することができる。しかしながら2年連続してのレポートによる補填は認めない。但し、病気療養等特別な理由があった場合は本人の理由書提出により再任される。

正審査員の資格を失った者は、次年度暫定的に準審査員として1年間規定の出席数を満たす事により、再度正審査員に推薦される資格を得ることができる。

 (4)シニア審査員

   シニア審査員はいつでも審査に参加でき、審査員としての審査会出席必要回数を満たす義務を負わない。

 (5)名誉審査員

   名誉審査員は本組合の審査員として最高の栄誉であり、いつでも審査に参加でき、審査員としての審査会出席必要回数を満たす義務を負わない。

4.審査会ポイント

   各審査会における審査株数に応じて審査出席ポイント制を導入する。

    0株     0.5ポイント

    1から5株  1ポイント

    6から10株  1.5ポイント

       11から20株   2ポイント

    21から30株  3ポイント

       31株以上     4ポイント

5.研修・準審査員向けの特別プログラム

  (出席回数関連事項)

   蘭についての勉強を積極的に行ってもらうため、審査研修会での発表とは別に、審査に関する研修発表を組合報に寄稿した場合 審査会出席回数1回+1ポイントを付与する。但し、これは委員会内の審査を通過したものに限り、発表は1年間に1回限りとする。

   例1)居住地の近隣で開催される中規模蘭展の審査会のレポート、2)あまり審査会に出てこない特殊な蘭の審査での評価について、3)過去の審査から見た花の評価の変遷、など。

 

第3条(審査委員会)

 1.審査制度の整備実施のために審査委員会を設置する。

 2.審査委員会は審査委員長ならびに審査委員若干名をもって構成する。また、審査委員長および審査委員は審査員の中より組合長ならびに副組合長が選考し、理事会の承認を経て組合長が委嘱する。

 3.審査委員長は審査委員会に諮り、審査規定の作成、審査会の計画、審査員研修会の計画、準審査員の選考、研修審査員の承認任命、出席回数不足の審査員に対する注意喚起、入賞花集の出版計画、その他審査に関する企画をするとともに、記録を保管管理する。

 4.前項の企画が組合の予算或いは審査以外の事項に関する場合は、組合長並びに副組合長を含めた拡大審査委員会を開き協議する。

 5.その他本規定の解釈に疑義を生じた場合には、拡大委員会に諮り決定する。

第4条(審査会)

  1. 審査会は第2条に規定する正審査員4名以上の参加をもって成立する。

 2.審査会に於いては審査委員も審査員の資格で参加する。

 3.審査会は組合の主たる会合及び展示会に於いて、組合長が必要と認めた時に開催する。また第1条の目的を達成するため、全国各地の他の団体又は個人等の主催する会合に於いて、その会合の責任者から審査の依頼があり、組合長が必要と認めた時には、審査員4名以上を派遣して、積極的に審査会を開催する。

 4.審査委員長は開催する審査会ごとに審査会責任者を指名し円滑な審査運営を行う。審査会責任者は、担当審査会において審査議長(キャプテン)の指名、審査チームの編成、申請書の申請内容の確認、カメラマンの手配、記録の作成を行う。記録は終了後速やかに審査委員長及び担当者ならびにJOGA事務所へ報告を行う。

5.審査会は審査会責任者が指名した審査議長(キャプテン)が司会し審査を行う。審査の終了後、審査議長(キャプテン)は審査申請用紙の計測内容の確認、審査結果通知書(アマチュア向け)の作成を行う。CHM、CBR、JC及びCCM等の受賞花については、充分な解説の記述を行う。

 6.審査会の出席正審査員が4名に満たないことが予測される場合に於いては、予め組合長は準審査員及びその地区の経験豊かな組合員、或いは学識経験者に臨時審査員を委嘱することが出来る。但し、臨時審査員の人数は1名を限度とする。

 7.審査会は各審査員以外の者の立ち入りを禁止して行う。但し、審査議長が出席審査員の同意を得た場合に限り、学識経験者などの出席を求め参考意見を聴取することが出来る。

第5条(審査の方法)

 1.審査は花付き株または切花の、その現状について行う。

 2.審査は審査申請を受けた花付き株または切花のみに対して行う。

 3.既に他の団体で入賞した花であっても、JOGAで未入賞であれば審査対象とする。

 4.新発見種などを審査申請する場合はその根拠となる文献などのコピーを提出しなければならない。

 5.審査は2段階に分けて行う。

 (A)第1段階として、審査申請の花付き株または切り花について審査会はこれを審査規準にてらし、審査の対象花としてよく検討・討議する。

 (B)第2段階として、審査投票の対象花について審査員は各自よく審査・採点し、この得点を採点表に記入し審査議長に提出する。CHM,CBR,JCについては、出席審査員の賛否によりこれを決定する。

第6条(審査の認定)

 審査は得点等の結果により下記区分に従って入賞花として認定する。

  GM   Gold Medal                    90点以上

    SSM  Superior Silver Medal          85-89点

    SM   Silver Medal                   80-84点

    SBM  Superior Bronze Medal         78-79点

    BM   Bronze Medal                  75-77点

    CCM  Certificate of Cultural Merit   80点以上

       (特別に優れた栽培に対し)

  CHM  Certificate of Horticultural Merit

     (原種或いは自然交雑種で園芸上優れた特色を持つ個体)

  CBR  Certificate of Botanical Recognition

     (原種或いは自然交雑種で植物学上特に珍しい個体)

   JC   Judge's Commendation

    (特筆すべき特徴があるものに対し)

  AQ   Award of Quality

    (質的に特に優れた改良を示す交配)

 一つの出品花に対して、異なった基準の賞を複数認定することができる。(例えばSMとCHMなど)

第7条(申請料と認定料)

  1. 組合員の審査申請料は無料。(2018年4月より)組合員以外の審査の申請者は,審査花1点につき、申請料として¥1,000を納付しなければならない。特例としてJOGA洋らん展並びにJOGA洋らんフェアでは審査申請料を免除する。

 2.中~大型商業展示会で審査申込金10万円を納付した審査会と、理事会の決定において特例とみなす審査会においては、申請料を免除することができる。

 3.審査の結果、第6条の基準により入賞した株等(以下『入賞花』という)の出品者は下記の認定料を納付しなければならない。

     GM      ¥30,000

     SSM     ¥20,000

     SM      ¥15,000

     SBM     ¥10,000

     BM      ¥ 5,000

     CCM     ¥10,000

     CHM     ¥10,000

     CBR     ¥10,000

     JC       ¥ 5,000

     AQ      ¥15,000

 4.交配に対する賞を認定するAQの場合に於いて、作出者が出品者と異なる場合でも認定料は出品者が納付し、作出者は納付する必要がない。

 5.認定料の特例 過去に認定された入賞花が同一出品者の出品で再審査の結果、過去の入賞よりも上位のメダルに認定された場合、認定料はその差額の納付とする。

第8条(審査認定花の発表)

 認定を受けた入賞花については、その都度JOGAホームページの組合員専用ページに掲載するとともに、一定期間経過後に入賞花集(Register of Awards)を作成し掲載する。また電子版データベースも作成し、広く入賞花の周知を図る。一年に数回入賞花の一部を一般向けホームページへ掲載を行う。また英語ページにも同様の入賞花を掲載し、広く世界へJOGA入賞花を発信する。

第9条(審査会の経費)

 組合員以外の個人、団体より審査の依頼があった場合は審査会カテゴリに規定する審査会申込金を依頼者はJOGAへ支払うものとする。JOGAは審査員の確保・派遣の努力をするが、審査会成立の規定審査員数が集まらない場合は、審査会の申込みを断り審査会申込金の返金をする事も出来る。

(付則)

 1.この規定の改正は理事会の承認を必要とする。

 2.認定株等(入賞花)についてはメダル、仮認定証、認定証、公式写真1枚を交付する。ただし認定証、公式写真については、交配名未登録のものには発行しない。期限内に登録が完了したものに対しては順次発行する。

 3.過去に組合で入賞した個体が、再び審査されて点数更新していないことが後に判明した場合、この審査は無効となり、さきに納められた認定料の返却を行うこととする。

 4.交配名が未登録の品種が入賞した場合は、出品者は速やかに登録しなければならない。出品者がこの交配の作出者でない場合は、作出者に依頼して登録を完了しなければならない。登録の猶予期間は入賞後1年6カ月とする。猶予期間を経過しても登録されない場合は入賞を取り消し、組合の入賞花と認めない。この場合、さきに納められた認定料の返却は行われない。

 5.入賞花集編集の際に登録が完了していないものは、とりあえず掲載を保留し、猶予期間内に登録された場合は、次号の入賞花集に掲載する。

(審査内規)

 1.審査員は自己の出品株等の蕃査には参加出来ない。審査議長はその出品者に会場より退出を求めることが出来る。但し、出品株等の系統、栽培状況などについて意見を聴取する事が出来る。

 2.審査はまず審査申請のあった花付き株または切り花について、審査会に於て討議を尽くした後、審査員各自の判断により採点し、この得点を記入した採点表を審査議長に提出する。審査員の採点の平均点により、認定得点とする。少数点以下の得点については、四捨五入とし、75点未満の場合は切り捨てとする。但し、臨時審査員に委嘱されていない準審査員の採点は集計に加えることが出来ない。

 3.研修審査員は審査会の採点に参加できないが、独自に採点した採点表を審査会ごとに審査委員長に提出しなければならない。

 4.過去に組合で入賞した個体は、原則として審査対象としない。ただし、出品花が過去に入賞した時と比べて明らかに優れていると思われる場合は審査対象とする。採点の結果、過去の入賞時より高得点を得てかつメダルの種類が一ランク以上あがる場合は、新たな認定とし、出品者は認定料を納めなければならない。ただし特例として、同一出品者による上位メダルへの再認定の場合、出品者は過去の認定料との差額を支払う事とする。採点の結果前回の得点と同じか下回る場合、また認定メダルの種類に変更が起こらない場合は、その審査は無効となる。

 5.CHM,CBR,JCの審査については出席審査員の賛否により決定する。但し、これらの賞の認定には出席審査員の過半数の賛成を必要とする。

 6. 採点にばらつきが大きく、最高点と最低点の差が7点以上あった場合は、最高得点の審査員ならびに最低得点の審査員より意見を求め、審査チーム全体で再度十分な討議の上で採点のやり直し行う。やり直しで得られた平均得点が認定得点となる。

 7.SBM(79点)の評価を得たものについて審査員の半数以上が80点以上の評価をしていた場合、審査議長は再度慎重な審議の上、採点を要求することができる。

8. SM(84点)の評価を得たものについて審査員の半数以上が85点以上の評価をしていた場合、審査議長は再度慎重な審議の上、採点を要求することができる。

 9.SSM(89点)の評価を得たものについて審査員の半数以上が90点以上の評価をしていた場合、審査議長は再度慎重な審議の上、採点を要求することが出来る。

10.交配種の審査においては、その両親及び系統の特性に十分留意しなければならない。

11.審査対象株等につけられた個体名が、すでに同一品種に使われている個体名と紛わしかったり、不適当と思われる場合は、審査委員長は出品者に対して個体名の変更を求めることが出来る。

12.採点は審査員各自の判断によるが、審査採点基準に示す評価の配点の標準的基準を尊重しなければならない。

13.JCについては採点法による評価が困難、或いは採点の結果入賞点数に達しないが、特に審査員が記録にとどめるべきとした特徴がある花をJCとして認定する事ができる。

14.CHMまたはCBRについてはGM,SSM,SM,SBM,BMのいずれかに認定すべき個体であるが、採点法による評価が困難、或いは不可能な場合は、特にCHMまたはCBRとして認定する事ができる。

15.AQについては、同一出品者が同一品種(交配種、又は交配により作出された原種)で2年間(24ヶ月以内)にGM,SSM,SM,SBM,BMを6個体以上受賞し、質的に特に優れた改良を示す交配であれば、出品者よりの申請により、その交配(同一作出者によるもの)に対しても賞を授与する。なお、対象とする交配種又は原種は必ずしも全く新しいものとは限らず、以前に作出されたものの再交配であってもよいが、以前のものと比べ明らかに優れたものであることが必要である。

16.CCMについては、①通常より明らかに優れた栽培がされ、なおかつその株立ちに見合った着花がなければならない。また総着花数の半数以上が開花していなければならない。②大株に栽培されただけでなく、使用されている鉢、木枠などや開花数等、総合的にバランスがとれていることが望まれる。③CCMは入賞した申請株のみが認定され、メリクロンや株分けにより繁殖された同一種(同一個体)であっても別の株には認定ラベルの発行は行われない。

 

(審査採点基準)

A.カトレヤ類(Cattleya Alliance)

  カトレヤとその近縁属及びその属間交配を含む

  総合(overall)  ……………………………………15点

  花形(form of flower) ……………………………25点

  花色(color of flower) ……………………………25点

  花径(size of flower)  ……………………………10点

  弁質(substance and texture) ……………………5点

  花序と花の着き具合(habit and arrangement

   of inflorescence)  ………………………………10点

  花数と花茎(floriferousness&stem)……………10点

  合計得点(total score)……………………………100点

B.パフィオペディラム類(Paphiopedilum Alliance)

  パフイオペディラムとその近縁属(Paphiopedilum,

  Phragmipedium,Cypripedium,Mexipedium,etc.)

  総合(overall) ………………………………………15点

  花形(form of flower)  ……………………………30点

  花色(color of flower)  ……………………………30点

  花径(size of flower)   ……………………………10点

  弁質(substance and texture)  ……………………5点

  花序と花の着き具合(habit and arrangement

   of inflorescence)    ………………………………5点

  花数と花茎(floriferousness&stem)  ……………5点

  合計得点(total score)……………………………100点

C.デンドロビウム ソフトケインタイプ(Dendrobium,Soft Cane)

  デンファレ系などスプレイ状に着花するタイプのものを除く

  総合(overall)………………………………………15点

  花形(form of flower)  ……………………………25点

  花色(color of flower)  ……………………………25点

  花径(size of flower)   ……………………………10点

  弁質(substance and texture)  ……………………5点

  花序と花の着き具合(habit and arrangement

   of inflorescence)   ………………………………10点

  花数と花茎(floriferousness&stem) ……………10点

  合計得点(total score)……………………………100点

D.スプレイタイプ

  花茎が伸びてスプレイ状に着花するタイプのもの

 (Cymbidium,Cane type Dendrobium,Miltonia,

   Oncidium,旧Odontoglossum,Phalaenopsis,etc.)

  総合(overall) ………………………………………15点

  花形(form of flower)  ……………………………25点

  花色(color of flower)  ……………………………25点

  花径(size of flower)   ……………………………10点

  弁質(substance and texture)  ……………………5点

  花序と花の着き具合(habit and arrangement

   of inflorescence)   ………………………………10点

  花数と花茎(floriferousness&stem) ……………10点

  合計得点(total score)……………………………100点

E.その他の一般の属

 上記以外の属

  総合(overall)………………………………………15点

  花形(form of flower)  ……………………………25点

  花色(color of flower)  ……………………………25点

  花径(size of flower)  ……………………………10点

  弁質(substance and texture )……………………5点

  花序と花の着き具合(habit and arrangement

   of inflorescence)  ………………………………10点

  花数と花茎(floriferousness&stem)……………10点

  合計得点(total score)……………………………100点

F.CCM(栽培賞)用配点表

  品種に関係なく、特別に優れた栽培に対し、下記の基準によ

  り採点表示する。

  総合バランス(balance of overall)   ………………30点

  栽培の状態(condition of plant)    …………………35点

  着花数と開花状態(number of flower,quality

   of bloom)  ……………………………………………20点

  栽培の難易度(difficulty of cultivating)   …………15点

  合計得点(total score)…………………………………100点

Ⅰ.JOGA審査の申請について

 1.審査申込書の必要事項は出品者が楷書で正確に記入すること

(1)品種名は明確に記入し、交配種については必ず交配親を記入すること。原種の場合は野生種からの栽培品か、セルフ実生、シブリング実生かの別を記入し、実生からのものは出来るだけ親の変種名、個体名などを記入すること。

 (2)個体名は必ず記入すること。

 (3)組合員外の審査申込みは、特に住所・氏名にフリガナをつけること。

 2.審査対象花について

   審査対象花は自然開花の状態で審査されるので、花や花茎などが故意に矯正してあってはならない。

 (1)支柱などの許容限度

  *Cymbidium,Oncidium,Phalaenopsis等の多輪性種及び長茎種では、その種により第1分枝の下部か又は第1花の下部までとする。

  *Cattleya,Paphiopedilum等については、花茎の上部(第1花の下部)の下までとする。

  *ノビル系デンドロビウム等のバルブの途中数箇所より花茎を出す種類については、そのバルブを支えるだけとして、数箇所の誘引をしてはならない。

 (注)支柱はあくまで花茎を支える補助のためのものであり、花茎を湾曲させたり直立させたりするなど、故意に矯正してはならない。なお、Phalaenopsis等セロテープで止めてあるものなどが見受けられるが、これは認めない。花茎も審査の対象であるために審査の際には特に注意をする必要がある。

 (2)開花輪数と花の状態について

  *開花とはその種もしくは交配種の持つ特性上、完全に展開した状態を表し、蕾から完全に開花する途上の状態は開花とは呼ばない。

*Cymbidium,Oncidium,Phalaenopsis等の多輪性種では、1花茎の着花数の半数以上の開花が必要である。また落花があってはならない。

   (Epidendrum radicans タイプ、Phalaenopsis pulcherrima,Phalaenopsis equestris並びにこれらを交配親に持つ交配種は無限花序で開花を続けながら古い花を落としていくが、原則として落花のない状態での審査が望ましい。ただし初期に開花した花の若干の落花はこのタイプに限り認める場合もある。またこれらの種並びに交配種は着花の半数以上をカウントすることが難しいため、見かけ上ほぼ半数程度の開花が認められる場合は審査対象とする。)

  *カトレヤ系の普通種については、1花茎2輪以上の着花が必要である。

  *ノビル系デンドロビウム等1バルブの数箇所より開花する種類については、1バルブの着花の半数以上の開花が必要である。

  *明らかに摘花、摘枝したと認められた株は審査対象としない。

  *花にキズ・シミ・奇形・カラーブレイクが有ってはならない。また明らかな病変が見られるもの、害虫が付着しているものは審査対象としない。

   但し、出席審査員の協議により、審査の判定に支障がないと認められた場合は、これを審査対象とすることができる。

  *特殊な開花特性をもつものについてはその性質を十分考慮し、良好な開花状態が認められる場合は、上記の規定にそぐわない場合でも審査を行うことはできる。

  ☆上記の必要事項をみたした審査申請花のみ審査を行う。

Ⅱ.入賞花の計測と記録について

 (計測の長さなどの単位はcmとし、表示は小数点以下1桁までとする)

 1.株の大きさ

   株の大きさと花茎や花との釣り合いを知るための参考に記録する

  *PW(Plant Width)=株巾(花茎を除く、その株の最大幅)

  *PH(P1ant Height)=株高(花茎を除く、その株の全体の高さ)

  *FB(Flower Bulb)=花付きバルブの数

 2.花茎について

  *St(Stem)=花茎の数(その株の総花茎数)

  *Br(Branch)=分枝の数(その花茎の分枝の数)

  (多輪性のPaphiopedilumの場合は分枝ではない)

  (その株に数本の花茎があり、それぞれに分枝がある場合は、総数のほかに花茎ごとの数を併記する)

  *StL(Stem Length)=花茎の長さ

  (その花茎の基部より最頂部までとする。花房部を含み、最終花の子房は含まない)

 3.開花数と蕾の数

  *F(Flower)= 開花数

  *B(Bud)= 蕾の数

 (1)通常総開花数と総蕾数を記載するが、複数の花茎や花付きバルブがある場合は1花茎又は1バルブごとの開花数と蕾数を併記する。

 (2)ノビル系デンドロビウムなど1鉢で数バルブ開花する種は、花付きバルブの数も併記する。

 4.花について

   入賞花の開花中の最良の1輪だけを対象にし、その花の各部位を測定する。

  *NS(Natural Spread)= 花全体の寸法

  {自然に開花展開した状態での、

   花の幅(水平部位)× 長さ(垂直部位)}

  *DS(Dorsal Sepal)= 上萼片の寸法

  (最大幅×基部から先端までの長さ)

  *LS(Lateral Sepal)= 側萼片の寸法

  (最大幅×基部から先端までの長さ)

  *VS(Ventral Sepal)= 下萼片の寸法

  (Paphiopedilumの時、最大幅X基部から先端までの長さ)

  *P(Petal)= 花弁の寸法

  (最大幅×基部から先端までの長さ)

  *L(Lip)= 唇弁の寸法

  (最大幅×基部から先端までの長さ)

  *Spr(Spur)= 距の長さ

  *Mtm(Mentum)= メンタムの長さ

 5.入賞花の形状、色彩、弁質などの特徴を、審査時の審査員の意見を元に記述する。

Ⅲ.原種の賞について

 CHM(Certificate of Horticultural Merit)

 《原種或いは自然交雑種で園芸上優れた特色を持つ個体に与えられる賞》

  この賞は、その出品株が充分に栽培され、良く着花、開花し、その種の中で、特に個体としての価値の高さや観賞的な美しさ及び、蘭の学問上あるいは園芸上貢献できるなどの、際立った特徴を備えた、原種あるいは自然交雑種に与えられる。

  また、この賞は以前にCBM(現在は廃止されている)を受賞した個体には与えない。賞の認定は出席審査員の過半数の賛成を必要とする。

 CBR(Certificate of Botanical Recognition)

 《原種あるいは自然交雑種で植物学上特に珍しい個体に与えられる賞》

  この賞は、植物学的に興味や関心を持つことができると認められる原種、或いは自然交雑種に与えられる。対象花は、特別に観賞的な美しさや園芸上貢献できるなどの要素が無くても良い。以前に分類され、一般に知られている種についてはこの賞は与えられない。(但し特に珍しい変種については与えても良い。)

  賞の認定は出席審査員の過半数の賛成を必要とする。

◎上記2つの賞の審査への出品者は、出品花の属及びその種名が通常認められるように、分類学者による分類学上の確証が無くてはならない。

 また、出品者は審査委員会から、その入賞花の属及び種名などについて確認を求められた場合は、速やかに、その根拠となる文献などのコピーを提出しなければならない。後日、この種名の確認が認められなかった場合は、審査委員会はこの賞を無効とすることができる。賞の認定が無効になった場合でも、先に納められた認定料の返却は行われない。

(注)CHM、CBR、JC及びCCMは特長的な株に与えられる賞なので、受賞花については充分な解説と計測をし、これを記述する必要がある。    

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