カトレア Cattleya

講師:藤井洋ラン園 藤井隆

どんな植物?

蘭の代名詞とも言えるカトレア(交配種)はレリアナエ亜族代表4属(レリア、ブラッサボーラ、ソフロニティス、カトレア)を中心に交配され、育種が最も進んだグループと言えます。栽培は比較的容易で、温度管理と日当たりが栽培の要となります。開花時期、花色、花形も多種多様で、うまくコレクションすれば一年中色々な花を楽しめる種類でもあります。

置き場所

春から秋(最低外気温が15℃以上)には屋外栽培が好ましく、風通しのよい場所を好みます。品種により若干の差はありますが、10℃以上あれば枯渇することはありません。但、冬季は最低12℃以上の管理を心がけてください。

日あたり

シンビジューム同様、日当たりを好む種類ですが、春~秋の強光線には注意が必要です。冬季はガラス越しの直射か1020%程度の遮光、それ以外の季節は5060%の遮光が必要です。特に5月~9月は葉の色をよく観察し、葉色が薄く(黄緑色)なるようでしたら、遮光率を上げてください。黄色花や濃色赤花は強光線を嫌う傾向にありますので、他のものよりやや遮光率の高い場所を選んでください。

水の与え方

着生蘭(根が剥き出しの状態)ですので、根に酸素が不足すると根腐れを起こします。水を与えるときはたっぷり(ウォータースペースの2~3回分)遣り、その後は完全に乾かせることが潅水のコツです。春や夏でも基本は乾かせて根をしっかり張るように心がけてください。乾湿の判断はまず素焼き鉢の湿り気を見極め、少しでも赤みがある場合や、鉢を触った時に湿気を感じる場合は潅水は控えましょう

肥料

潅水同様、メリハリのある施肥が効果的です。基本的には春(成長期)のみの施肥で十分です。シーズン中(3~6月)に2回の置肥と一ヶ月に2~3回の液肥で十分です。秋~初冬にかけて新芽(押し子)が発芽した場合は薄めの液肥を2度ほど与えるようにしてください。潅水代わりに薄い液肥を常時与えるのは根や植え込み材料を痛め、腐りの原因になるのでお勧めできません。

病害虫

害虫最も多い被害がカイガラムシで6ヶ月~1年で大きなダメー ジを受けます。その他アブラムシ、ナメクジ、スリップス等、それぞれに適応した殺虫剤の散布を心がけてください。

病気最も多いのが炭素病ですが即座に致命傷を与えるほどの病気ではありません。

ワンポイント

最も多い質問が病害虫に関することですが、現物がないと判断できない場合が多く、蘭業者へ電話による問い合わせは極力避け、疑問がある株はJOGA加盟らん園に持ち込んで判断を仰ぎましょう。次に多い質問がシース(花鞘)に関することですが、冬咲きの場合、春に出た新芽から生ずるシースは夏ごろには枯れたようになりますが、花芽は生きていますので切らずにそのまま。

 

 

 

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