バンダ Vanda

講師:大垣園芸 木村哲二

どんな植物?

バンダの原産地は主に東南アジアで、南はオーストラリア北部、西はインドまで自生しています。樹木などに太い根を伸ばし着生する蘭です。近縁種にはフウランのように耐寒性のある品種もありますが、逆にサンデリアナのように暖かくないと育たない品種もあります。好環境では1年中育ち続け、年に数回、多いもので5回も開花する品種もあります。好気性植物とも表現されますが、根が水に浸かったままだと窒息し根腐れしやすいので、植え込まずに空気中に裸の根を伸ばして吊り下げる栽培が一般的です。

置き場所

春から秋までは戸外で風通しの良い場所に置きましょう。梅雨時の雨に当てると、根が伸びて生き生きとしてきます。温度さえあれば年中成長しますが、外気温が15度を下回る前の9月末頃には室内に取り込みましょう。冬にも良い成育を望むのであれば最低温度は15度以上が好ましいです。霧吹きを多用して10度前後での越冬も可能ですが、バンダにとって冬の開花が最も濃色大輪となる事が多く、見事な開花を望むのであれば加温設備は欲しいところです。

日あたり

明るいほど良いと言われますが、年間を通して50%程度の遮光で結構です。もちろん日光の良く当たる場所におくと開花しやすいですが、特にセルレア系と呼ばれるブルー網模様のタイプは葉焼けしやすいです。冬はガラス越しの日光に直接当たっても大丈夫です。

水の与え方

水に浸かっていると根腐れすると書きましたが、水浴びは大好きです。バンダはバルブと呼ばれる球茎を持たないため、水分が欲しい時には葉の中に蓄えた水分を消費します。従って、水が足りないとどんどん葉に力がなくなり落葉に至ることも。季節を問わずしっかりと与えましょう。水やりのポイントは、成長期の夏には朝夕2回以上のシャワー、暑い日には昼間でもシャワーをかけて葉面温度を下げると効果的です。冬は乾燥が大敵なので、気がついたら1日何度でも霧吹きをすること。

肥料

春半ばから秋までは1週間に1度、5000倍程度の液肥を与えます。ストッキング系の布に包んだ固形肥料を株元にぶら下げておくのも効果があります。花に影響が出ると勿体無いので、葉の間に花芽が見えてきたら施肥は休止します。

病害虫

花芽が伸びてくるとスリップスがつきやすいので注意しましょう。小さくて発見しにくい虫ですが、かじられると花がまともに開花しない、または花がすぐに痛むなどの被害があります。

ワンポイント

バルブが無いので、株の力を消耗しないように開花したら早めに切花にしましょう。寒さに強い属間交配種も多く育種されていますので、JOGA加盟店にお問い合わせ下さい。

 

 

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