フラグミペディウム Phragmipedium

講師:ヤシマオーキッド 中山隆司

どんな植物?

フラグミペディウムはパフィオペディラムとよく似た形態をしていますが、自生地がパフィオペディラムのアジアに対してフラグミペディウムは中南米と異なり、生育条件も少し違っています。花は多花性の物が多く、一度に数輪咲くタイプと1輪づつ咲くものがあります。Phrag.besseae(ベッセ)が発見されるまでは比較的地味な印象の属でしたが、この緋赤の花が見つかってから俄然注目されるようになりました。

置き場所

寒さには強い蘭ですから冬は7℃程度以上の室内で栽培することができます。夏はbesseae(ベッセ)などのように高山性の物で最近の日本の暑さに痛むものもありますので、出来るだけ涼しいところで風通しを良くして育てましょう。

日あたり

日陰を好むと思われがちですが比較的明るい日光を好みます。秋~春30~50%、春~夏50~70%の遮光で良いですが、パフィオに比べると少し光線は強めの方が花上がりは良いようです。

水の与え方

パフィオに比べて水は多めに与えてください。乾かしてしまうと簡単に根がかれてしまいます。常に湿っていてもかまいません。特に暑い季節は毎日新鮮な水をタップリと与えましょう。どうしても乾いてしまう時は鉢皿を敷いて腰水につけても作れます。腰水の中へ根が伸びていくことがあります。腰水にする時は水を比較的頻繁に交換します。

肥料

薄めの液肥か遅効性の置き肥を主に春与えますが、真夏の高温時はほとんど休眠していますので、与えません。温室の温度が高め(18℃程度以上)のところでは冬場も生育しますので冬でも薄めに与えましょう。冬場、10℃を下回る場合は肥料は与えません。

病害虫

水を多めに与えているときは比較的害虫の被害は少ないようです。渇き気味だとカイガラムシが付くときがあります。見つけたときは根際にも十分にカイガラムシ専用の殺虫剤をかけて下さい。病気は黒斑病などで葉が黒くなる時がありますが、早めに切り取れば問題ないでしょう。

ワンポイント

フラグミペディウムは朱赤色の美しい交配種がたくさんありますが、この他にも花弁が非常に長くタイプや人の背丈ほどにもなる大型のものがあります。比較的栽培が容易な蘭ですからいろいろなタイプを集めて栽培するのもいいでしょう。お近くのJOGA加盟洋らん園でぜひ探してみて下さい。

 

 

フラグミペディウムを取り扱っているJOGA加盟洋らん園はこちらです。

(順不同・らん園名をクリックすると各社のホームページが新しく開きます。
リンクのない場合はJOGAメンバーリンクから連絡先をご確認下さい)