ミルトニオプシス (ミルトニア) Miltoniopsis (Miltonia)

講師:蘭のすずひろ 鈴木宏美

どんな植物?

ミルトニオプシス(ミルトニア)はコロンビア エクアドル ペルーにかけての比較的高地(2000mくらい)に自生する洋らんです。原種のベキシラリア(ミルトニアと呼ばれていたものからこのタイプのみミルトニオプシスとして最近分離されていますが、現在でもミルトニアとして市販されています)を改良して作られた交配種でパンジーのような花型から、パンジーオーキッドとも呼ばれます。高山性の為、やや耐暑性に欠しく、日本の夏には生育が止まり株が弱ってしまうこともあります。

置き場所

最低気温が15℃より下がらなくなる春から秋までは戸外で風通しの良い場所に置きます。梅雨明けからの盛夏には極力暑さを避けるよう、また地面からの照り返しのない木の影に置くなど、涼しくするよう心がけます。晩秋から冬には室内に置き、レースのカーテンが1枚かかるくらいの陽射しの所に置いて下さい。

日あたり

葉は薄く柔らかい蘭ですので直射日光は避けて下さい。1年を通して30%程度の遮光は必要ですが、5月から10月までの暑い日には気温を下げる目的で50%から70%の遮光をして株の体力を落とさないようにするのが良いでしょう。

水の与え方

基本的に植え込み材が乾いたら灌水というのが原則です。最近のミルトニアは細かいバークチップで栽培されているものが多く、灌水しても鉢の中を素通りしたように抜け出てしまいます。春から秋にかけては1日おきくらいに水を与えましょう。

肥料

春から初夏まで成長、真夏は成長休止 秋から初冬まで成長、真冬は成長休止となる為、成長期は液肥・置き肥を与え休止期は施肥も休んでください。年間を通して、施肥量はカトレアの半分量くらいが適量です。

病害虫

フザリウム菌による腐敗病や、細菌による炭そ病、葉枯病、斑点性病害などが挙げられます。対処法としては、高温多湿を避け風通しの良い環境に置くことと、鉢や植え込み材料の消毒 定期的な殺菌剤の散布が必要です。

ワンポイント

ミルトニオプシス(ミルトニア)は栽培の適温幅の狭く 根も細くて弱そうな植物ですが、鉢の間隔をとって風通しを良くしてあげると、葉も立ってきて病気も避けられ、春から夏にかけて見事な花を咲かせることができます。

 

 

 

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