リカステ Lycaste

講師:五島園芸 五島正

どんな植物?

リカステはペルー・ガテマラなど中米の高地原産のランです。標高500mに自生している比較的暑さに強いタイプと1500m程度の高地原産のものがありますが、最近は交配種も多く出回るようになってきています。リカステの花は花弁よりがく片が発達し、花全体が三角形をしているのが特徴です。また大輪整形花から小輪多花性まであり、芳香性のものもあります。

置き場所

春から秋までは戸外で風通しの良い場所に置きましょう。強光線は嫌うので75%遮光(50%の遮光ネットを2枚かける)下に置きます。また寒さに強い種類なので霜の降りる直前まで戸外で大丈夫です。冬の間は室内の窓辺に置き、日光が当たるようにしておきましょう。冬の最低温度は5℃程度まで耐えられます。またある程度昼夜の温度差があるほうが好ましいです。(例:昼間20℃、夜8℃)

日あたり

新芽の生長期(春~夏)は半日陰で充分育ちますが、秋、バルブが太る時期にはやや光線が必要です。そのため11月以降バルブが完成したら葉を縛ってやります。そのほうが通風も良くなり、バルブに光線が当たるので、病気の発生を抑制し花付きも良くなります。

水の与え方

リカステは水が大好きです。水は季節を問わずしっかりと与えましょう。水が足りなくなるとバルブにしわが寄りやせ細ってきます。ある程度までは回復可能ですが、極端にやせてしまいますと株そのものが弱ります。水やりのポイントは、冬は鉢の表面が乾いたらすぐ与える程度、新芽の伸びている春~夏過ぎまでは絶対乾かさずタップリ与えましょう。特に真夏は夕方、株とその周囲にも水を打って涼しくしておきましょう。

肥料

リカステは 肥料を好むランです。春、植替後に6ヶ月くらい効き続ける長期持続肥料を規定量与えましょう。さらに春から秋まで液体肥料を週に1回程度充分与えます。(但し真夏30℃以上になる地方は休みます。)肥料がしっかり効いていると秋の半ばから大きなバルブが完成してきます。

病害虫

通風が悪いと葉に斑点が出たり、バルブが腐ることが良くあります。できれば予防的に殺菌剤を月1回定期的に散布しましょう。また冬季は室内の換気を充分おこない、春~秋はできるだけ戸外栽培をお勧めします。

ワンポイント

交配種が多数出回っていますが「初心者向きの強健種」、「場所をとらない小型種」、「芳香性の種類」「花付きの良い交配種」、「入賞花の出そうな交配」など購入する際には目的にあったものを選びましょう。わからない時はJOGA加盟洋らん園で聞いてみましょう。

 

 

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