デンドロビューム (ニューギニアの原種)

    Dendrobium (New Guinea Native)

講師:くろやなぎ農園 黒柳友晴

どんな植物?

ほぼ赤道直下に位置するニューギニア島は、熱帯性気候で大変暑いというイメージがありますが、島の中心部には西から東にかけて3000メートル級の山脈が連なっています。従って、この島に自生するデンドロビュームは、低地から高地まで広く分布し、低地性の種類(フルギダム、スミリエ等)は比較的草丈が高く常温で栽培できますが、高地性の種類(カスバートソニー、ペティオラタム等)は小型の株が多く、夏の暑さを嫌います。色彩的には他のデンドロビュームより派手なものが多く、赤やオレンジなどの魅力的な種類が多くあります。また、花持ちの良い種類が比較的多く、特に、高地性のものは花期が長く、2ヶ月以上咲き続ける種類もあります。

置き場所

春から秋までは、風通しの良い戸外に置きましょう(特に、高地性の種類は夏季の夜温が20℃以下になる所が望ましいです)。低地性の種類は秋の中旬頃、高地性の種類は霜が降りる前に室内に取り込みましょう。低地性の種類には低温に耐えるものも多く有りますが、できれば、10℃以上を保つようにしましょう。高地性の種類は、最低5℃あれば大丈夫です。

日あたり

低地性の種類は、夏は50%の遮光、秋から春はレースのカーテン越しの日光を当ててください。高地性の品種は、夏は70%の遮光、秋から春はレースのカーテン越しの日光を当ててください。

水の与え方

低地性の種類は、春から秋までは乾いたらたっぷり与え、冬は乾き気味にしましょう。高地性の種類は、湿度を好む種類が多いので、年間を通して完全に乾く前に与えるようにしましょう。ただし、加湿は厳禁です。
例外的に、最近見る機会が増えたクリソペタラムは、低地性ですが湿度を好みますので、高地性の種類と同じ管理をして下さい。

肥料

あまり多く与える必要は無いので、戸外に出した時に小さな鉢(2~2.5号)は、小指の頭程度の油カスの肥料を1回だけ1粒。3~3.5号の鉢は、1回だけ2~3粒与えるだけで充分です。

病害虫

ダニが付きやすいので、戸外に出したときは雨ざらしにし、水を与えるときは葉うらにもかけるようにしましょう。

ワンポイント

草丈の高い株でも夏の暑さを嫌うものや、小型の株でも暑さに強い種類があります。購入を検討される場合には、最寄りのJOGA加盟洋らん園にご相談ください。また、購入の際には、国内で交配された健康な苗を選ぶようにしましょう。

 

 

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