組合長よりご挨拶

JOGAについて 


日本洋蘭農業協同組合 

Japan Orchid Growers Association

 

 

代表理事・組合長
       合田 一之

 

 

 

 

日本洋蘭農業協同組合(JOGA)は、1950年、日本が平和で新しい世の中となってまだ間もない時代に生まれ、今年で設立66年目を迎えました。

 

当時、大変高価であり、日本では一般に知られる機会が少なかった洋ランを海外から輸入し、日本の経済成長とともに、洋ランの生産振興、展示会の開催など、より身近な園芸植物として、洋ランの普及に努め、常に花と社会への愛情を持って歩んできました。

 

かつて、その珍しさから、高価で栽培が難しいものという印象を持たれていた洋ランも、正しい知識をもって環境を工夫し世話をすれば、安心して楽しむことができるという確信も広まり、今では半世紀前とは比較にならないほど全国の多くの方々が、洋ランの栽培を楽しみ、花を観賞し、喜びや潤いを感じて下さるようになったことは、私たちにとっても大変うれしく、感慨深いことです。また、優れた新品種も数多く作られ、審査会ではすばらしい入賞花が多く見られるようになりました。日本のラン界は、世界の園芸関係者からおおいに注目される存在となっています。

 

今、次の世代である私たちは、‘蘭をいつくしむ文化’の発展をさらに目指すとともに、いっそうの研究、また、今日求められる新たな課題にも取り組まなければなりません。ごく最近でも、地球上の秘境ともいわれるランの自生地で、新種が発見されている事をご存知の方も多いことでしょう。洋ランに係わる者として、私たちは一般の方へも、その美しさだけでなく、希少な生物資源の大切さを率先してお伝えしていかなければなりません。また、情報伝達が瞬時に可能となった今日、常に正確で信頼される最新の洋ラン関連情報を発信することも重要です。現在求められている知識に満足せず、将来を展望して、わかりやすくお伝えしてゆかなければなりません。

 

大きな震災、原発事故を経験し、社会全体で エネルギー問題に知恵をしぼらなければならない時代、洋ランの生産・園芸文化の振興の新しいあり方を考えていくこと、地球規模で環境保護に取り組む時代の更なる国際的な交流・協力など、JOGAの果たすべき役割はますます拡がり、重要になっています。経済状況が厳しい時代、モノや情報があふれていても、人々が明るい未来を想像しにくい時代にこそ、花が人々を勇気づけ、癒す力を、私たちはより生かさなければなりません。

 

‘蘭をいつくしむ文化’は、世界全体のすばらしい文化であり、それを支えて下さっているのは、お一人お一人の洋ランファンの皆さんです。JOGAは、先達の情熱と理念を継承しつつ、花を愛する皆さんとともに歩み、プロの集団として、洋蘭文化の発展をリードし、のびのびと進化し続けてゆきたいと思っています。